CentOSでユーザの追加とその他諸々作業
CentOSでユーザ追加とその他諸々の作業の手順。
- useraddコマンドでユーザ追加
- passwdコマンドでパスワードの設定
- visudoコマンドでsudo権限の追加
前提
vagrantで構築したCentOS6.4。 vagrantでちょっと弄りたいだけなので全体的に適当な感じ。
useraddコマンドでユーザ追加
useraddはユーザを追加するときのコマンドで、rootユーザもしくはsudoで実行する。
追加する前に「-D」オプションで追加されるユーザのデフォルトパラメータを確認する。
$ sudo useradd -D
GROUP=100
HOME=/home
INACTIVE=-1
EXPIRE=
SHELL=/bin/bash
SKEL=/etc/skel
CREATE_MAIL_SPOOL=yes
各種パラメータの意味は以下のとおり。
値 | 意味 |
---|---|
GROUP | グループID。 |
HOME | フォームディレクトリを作成するディレクトリ。 |
INACTIVE | ユーザのパスワードが無効になってからユーザが無効になるまでの時間。「-1」は無期限。 |
EXPIRE | アカウントの有効期限。空は無期限。 |
SHELL | ログインシェル。 |
SKEL | ホームディレクトリのテンプレート。このディレクトリに設置してあるファイルがコピーされる。 |
CREATE_MAIL_SPOOL | /var/spool/mailにユーザのディレクトリを作成するか |
確認ができたところでユーザを追加する。
デフォルトのままで良ければオプション無しで実行する。
$ sudo useradd [ユーザID]
実行しても何出力されないのでidコマンドで追加したユーザがちゃんと追加されたか確認する。
$ id [ユーザID]
それっぽい文言が出力されればOK。
passwdコマンドでパスワードの設定
passwdコマンドで追加したユーザのパスワードを設定する。useradd同様、ルート権限で実行する必要がある。
$ sudo passwd [ユーザID]
実行すると設定するパスワードを要求されるので2回入力すると設定される。
visudoコマンドでsudo権限の追加
設定にもよるけどそのままじゃsudoの権限がないのでvisudoコマンドで設定を追加する。ルート権限で実行する必要がある。
$ sudo visudo
実行するとエディタが立ち上がってsudoの設定が編集できるようになるので設定を追加する。
こんな感じで1行追加すると全部OKになる。
[ユーザID] ALL=(ALL) ALL
.